電子カルテはここ数年、私ども医師にとどまらず、多くのコメディカルも含め、患者さんのため、地域のためにご尽力なさっている多くの方々になくてはならないツールとなってきました。電子カルテ「ダイナミクス」は、元々、私が医療現場の非効率さ、「探す」「運ぶ」「写す」などを少なくして患者さんへのよりよい診療のため、あるいは診療所経営コスト低減のために作ったもので、全国で平成24年現在3300を超える診療所でお使いいただいているソフトです。

ご一読していただくとお分かりになりますように、本書には、大変学問的内容の高い論文から、私ども開業医の日常の診療所経営に関する実用論文まで、大変多彩で幅広い内容があります。それは、毎日沢山の患者さんを診療している中で蓄積していくデータを有効に活用することによる、診療所業務の合理化、迅速化、正確化、診療へのきめ細かな支援、さらには学問的にも価値の高い論文の作成などです。

従いまして、本書は電子カルテを使う場合の目指す方向を示唆するものと思われます。本書が、これから開業なさろうとしている方や、すでに開業しておられても電子カルテをまだお使いになっていない方、あるいは地域医療の向上に尽力なさっている多くの方々の参考になり、地域医療と医学の発展に貢献できれば大変幸せです。

「巻頭言」より抜粋

本書は医療タイムス（2012年9月3日No.2074）にて話題の本として掲載されました。掲載された記事は
こちらからご覧ください。

宮城県  Ｏ先生
早速、一気呵成に読ませていただきました。
多くの方がダイナを利用していることがわかり、私事のように嬉しく思います。
改めて、ダイナの素晴らしさを実感しております。

東京都  Ａ先生
私は電子カルテのデータを蓄積するだけで有効活用していませんでした。
この本を読み、蓄積されたデータを分析して有効活用する時代になったことを痛感しました。
ダイナミクスをもっと活用するために、私も簡単な分析から始めてみたいと思います。

大阪府  Ｋ先生
多くの先生方がより使いやすいように工夫しているのはさすがダイナだと思いました。
私もカスタマイズをしていますが、こんな使い方もあるのかととても参考になりました。
情報を公開してくださった先生方には大助かりです。
そんな先生方のように私なりの工夫を広めていこうと思います。