「stady」について

2013年8月5日に吉原正彦医師より「stady」発足に関する告知を行っております。
以下、 [superdyn 73851] スタディプロジェクト発足  ML 開設のお知らせと、参加のお願い から抜粋となります。

電子カルテが普及して久しいですが、まだレセコン+アルファとして保管スペースの節約メリット程度に留まっている施設が多いように思います。 診療所の診療データも蓄積されていますが、これを広く活用するには、医師会、研究機関、製薬会社等が郵送やネットを介して依頼し、回収・分析することが多く、 多大な手間と時間と費用が必要で、現状はインフルエンザ等の感染疾患の調査程度です。

大規模な疫学的研究、臨床研究は大病院や研究機関中心になりがちであり、データに偏りがあり、昨今、業界との癒着による事件も起きている弊害もあります。  電子カルテ「ダイナミクス」はユーザーの先生方に、数年前には「レセプト集計ツール」を、昨年は「診療データ活用ツール」を配布し、 診療と経営に活用して頂いてきましたが、データを広く収集し、活用するまでに至っておりません。  そこで、診療所レベルでも蓄積した診療データの有効な活用を目指して、データ収集から分析までの一連のシステムを構築してすでにご案内しています。

先だっての、「疾病動向調査」では 一回目は2週間で51施設から延べ患者77,472人、病名144,234件、 二回目は、80施設から、延べ患者94,540人、病名175,066件の提供を受け、 すぐに収集したデータを統合、分析でき、本システムの有効性と可能性を確認したところであります。

テーマによっては、多数の施設の参加とデータ数が期待できると思いますし、、 医学と社会への貢献を実感できるテーマ設定と仕組みを作っていきたいと考えております。

本システムを「スタディ」(STADY Statistics and Analysis from Dynamics) と呼び、データマイニングや公衆衛生に実績のある先生に発起人となっていただきまして、 「スタディ プロジェクト」を発足して、ダイナらしい活動をしてみたと思っています。

どうぞ、ダイナユーザーの皆さま、何とぞ、ご支援のほどよろしくお願いいたします。



「stady」の流れと情報の取扱いについて

■診療データ活用リサーチシステム「stady」の流れ



■診療データ活用リサーチシステム「stady」情報の取扱い



上記概要図のpdf版は以下よりダウンロード可能です。

「stady」情報の取扱いに関する概要図.pdf